ヨーロッパ生活25年ののち、今は横浜にお住まいのsuzumeさんのお料理教室「Ca' del passero (カ・デル・パッセロ - すずめのお宿)」のためのイラストを描かせていただきました^^。 suzumeさんから「お料理教室をひらくので、その名刺のイラストを」との嬉しいオファーをいただいて 以来、何度かメールのやりとりをさせていただいていますが、彼女の思いやり、バイタリティー、落ちつ いた考えのもとのポジティブな姿勢、それでいてお茶目なユーモアも持ち合わせていらっしゃるお人柄が 垣間見られて、「こういう女性になりたいな」と思わせられます。 そういうsuzumeさんがつくられるヨーロッパの家庭料理の世界を楽しみながら、すずめのお宿 (Ca' del passero)でおしゃべりに花を咲かせ、それを自分の家の食卓でも家族と楽しめたら、 どんなに楽しいでしょうね! お料理教室「Ca' del passero(カ・デル・パッセロ - すずめのお宿)」の詳細は、こちらです。 #
by sakanatowani
| 2010-10-24 18:24
| ひびのこと diary
ガザの子供達を支援するチャリティ展覧会に出品します。 10月22日(金)〜11月1日(月) Sala Valfre' - associazione S. Filippo Via Accademia delle scenze, 11, Torino (トリノ・エジプト博物館の向い側です) 毎日16時〜20時(10月25日・月のみ休館) オープニング・パーティ 10月22日(金)18時30分より これは、ナジャ(Najdeh)(イタリア語)という、パレスチナの女性、子供達を支援する団体が主催で始 まった、ガザの子供達を遠隔養子として援助するための資金を得るための活動です。 今年の春、ミラノで第1回を行ったこのチャリティ展覧会も、第3回目となりました。 イタリアのノーベル文学賞受賞者ダリオ・フォ(Wiki)をはじめ、イタリアで活躍しているイラストレータ を中心に、100名が作品を団体に寄贈し、その売り上げ金を寄付します。 作品は、作家の有名・無名を問わず、その作品の大きさで金額が決まっています。 今年春のミラノの展覧会では、オープニングに700名の方が来てくださり、最終的には7000ユーロの寄付 が集まったそうです。 参加者は、イタリアではかなり有名な方も多いそう。ですので、見ごたえのある展覧会になると思います。 私はこの活動を、この町の絵本専門店で行われていた「お話しの研究会」のようなものを通して知り、 私でできることがあればと、ミラノに次いで今回も、エッチング作品で参加します。 知り合いのイラストレーターたちも参加しているので、みんなの作品を見るのが楽しみです。 もし、お近くにお住まいの方で、お時間がある方がいらっしゃったら、ちらっとのぞいてみてくださると 嬉しいです。 #
by sakanatowani
| 2010-10-17 18:39
| アート art
またまたすっかりご無沙汰してしまいました。
最近どうも、頭の中が、イラストのことでいっぱいなのです。 ホームページを更新したり、いろいろあって、以前は描けていた雰囲気を今はどうも描けない。 あの雰囲気を描けていた気分を取り戻したい・・・どこから始めようかって、 昔の絵をひっぱり出してきて眺めたり。 そんなことをしているうちに、こちらは秋真っ盛り。というよりも、もう初冬っぽい気温。 ブログに書きたいと思っていた「この夏はまった食べ物」は、すっかり季節外れとなってしまいました^^;。 その中でも、これは今でもつくれるし、おいしいよ!っていうのが「クロスタータ」。 これは、イタリアでよく食べられているジャムのタルト。 タルトの上に、生地でチェック模様が描かれているのが特徴です。 みなさんは、食べたことありますか? 実は今まで、ケーキといえばフルーツや生クリーム派の私は、クロスタータなんて、好きではなかったのです。 なんかね、ただのクッキーのジャムのせって感じがして^^;。 ところがこの夏、友人のお母さんから、1リットルは入りそうな瓶いっぱいの手作りジャムをいただいてしまい、 その消費をかねて^^;田舎の台所@イタリアのolivolivoさんのレシピを試してみて、もうびっくり! こんなにおいしいものだったなんて! 続けざまに、この夏3回もつくってしまったのでした(笑) この生地、本当においしいです。口に入れると、ホロホロッとくずれて、さらっと溶けていくような軽さがあるんです。 このクロスタータをお土産に持っていった仕事先のみんな(イタリア人)も、「これはおいしい!」と大絶賛。 一度、お試しください! 簡単だけど、こんなにおいしいというのは、やっぱりレシピの力だと思います。 olivolivoさん、ありがとうございます〜。 このクロスタータ、歴史はとっても古いよう。 以前、中部イタリア、ウンブリア州ペルージャの外国人大学(イタリア語学校)に通っている頃に、美術史の授業に どっぷりはまったことがありました。 その授業で行った、ウンブリア州モンテファルコのサン・フランチェスコ教会で、このクロスタータに出会ったのです。 これは、サン・フランチェスコ(Wiki)の生涯を描いた壁画の一部。 サン・フランチェスコがモンテファルコのチェラーノ伯の屋敷に、伯爵の死に際して招かれた場面です。 テーブルの上をみてください。クロスタータがあるでしょう?^^ このサン(聖)・フランチェスコという人物、ペルージャのそばのアッシジという町の裕福な織物商の息子 として生まれました。はじめ、遊び人ふうの放蕩な暮らしをしていたのですが、1200年ごろの対ペルージャ 戦に騎士として参戦するも、捕虜となり、今でも町の通路として使われているペルージャの要塞に幽閉され ます。そこで神の声を聞いて改心したという、ちょっと興味深い経歴の聖人です。 私が習っていた美術史の教授は、このアッシジの出身。ですから、このフレスコ画を私たちに見せながら 「ほら、サン・フランチェスコも、クロスタータを食べてたんだ!」と、嬉しそうに説明してくれました。 フレスコ画を描いたのは、ベノッツォ・ゴッツォリ(Wiki)という、1400年代に活躍した画家。 フィレンツェのメディチ家リカルディ宮に描いたフレスコ画が有名でしょう。 彼は、フィレンツェに行く前、1400年半ばに、このサン・フランチェスコ教会の壁画を描いています。 つまり1400年代半ばにはもう、クロスタータはあったということ。 そしてその形は、今も変わらないというのも、すごいなあと思います。 私たちと同じようにあの時代の人たちも、ああして暮らしていたんだなと感じられる、生活感が垣間見える。 私にとってはこういう発見が、絵をみたり、美術史を勉強するの楽しみなのかなとも思います。 #
by sakanatowani
| 2010-10-10 19:53
| ごはん food
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