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   何を食べようクリスマス2013
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     あ~、も~、ひとりになりたい~!ひとりにさせて~!と駆け抜けた霜月、師走。
     唯一の心の支えは「年末年始、何を食べようっかな~」ってこと(笑)
     24日の午前中に、ムム~と毎回させられる打ち合わせという名の呼び出しを、まあクリスマス前のご挨拶と思って終え、
     ほっ。年内業務終了~♪
     う・れ・し~!もう誰からも呼び出されない~。1月6日までは自分の時間~♪

     そう。イタリアでは、クリスマスは家族行事。みんな家族や親戚内で呼ばれたりお呼ばれしたりの、ちょうど日本の
     お正月のようなもの。
     だから1月6日のエピファニア(公現節:三賢者のイエス様訪問)の祝日までは、誰からも連絡がないもの。
     しかもこの日から同居人がみんないなくなってた。みんなクリスマス休暇で実家に帰ったのだ。

     しゅるるるるる~。
     体の中の何かがゆるんで、ふわ~って広がる感じ。リラックス~♪024.gif

     はっ、でも気づいたら、もう24日。もう今夜はイエス様が生まれたお祝いのミサがあるじゃない!
     あ~、なのに全然そんな気分になってないじゃない~(汗)
     そんな今年のクリスマス。


     イタリア語のクリスマス=ナターレ(Natale)は「誕生」の語源を持つ言葉。
     24日はたいてい、その翌日から続くごちそうの準備のための最後の買い出し、家族や親戚へのクリスマス・プレゼントを
     買う最後のチャンス。
     いつもより少し早め、5~6時頃には閉まっちゃうお店を、焦った人が駆け回るのだ。みんなもうワタワタである。

     一方、今年の私は、食料調達は万全。なんせもう数週間そのことばっかり考えてるからね(笑)
     でも心身共にギリッギリ。やっとこの日にたどり着いた〜って感じ。
     そんなわけで、24日はただくったくたでバタンキュー(←死語?)だったのでした。

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     さて25日。休暇第1日目~。
     すごいね。ストレスなくなったせいか、あんなに続いた異常爆発的食欲が消えちゃった。
     朝から落ち着いて、いつも通りにオートミールもどきに果物たくさんの朝食。

     そして今年のクリスマスの昼食は、ここらあたりの伝統的なラビオリ。ラビオリ・デル・プリン(Ravioli del Plin)。
     牛や豚、時にはウサギの肉が包まれたちっちゃなラビオリ。
     そういえば家でこれをクリスマスに食べてないなあって、今年はこれに決定!

     でもソースはなんにしよう。
     以前、お世話になっていたお家のクリスマスの昼食でもこれを食べた覚えがあるんだけど、どんな味付けだったのか
     まったく記憶がない。他にあまりにもドラマチックな出来事が多い家だったしな~(笑)
     そこのお家では、このラビオリをおばあちゃんが、クリスマスの数週間前からひとつずつ手作りでつくってたんだよね。
     25日のお昼に集まる10人ほどの量。いったい何個包まなくちゃいけないんだろう。
     それを毎週末、孫(20代後半男性2人)が手伝いに行くの。
     そういうのが、イタリアのクリスマスらしい風景。

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     今回は、ネットで調べて、北イタリアではよくやるセージ・バターで味付け。
     へ〜、このラビオリ・デル・プリン、よくよく見たら、パスタではさんであるんじゃなくって、くるんであるんだ。
     そんなのも、今回ちゃんと食べてみてわかったこと。

     ほんとはこれに、前菜やサラダ、メインのお肉、デザートで構成されるんだけど、私はポロネギとカブ、にんじんの
     野菜スープで。
     これでおしまい。クリスマスのメインの食事、1時間以内で終了~。
     でもふだん食べないパスタだから、ちょっと特別感。これで私には満足~。001.gif

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     さて、夕食は昨年と同様、豚の前足に肉や皮などを挽いてつめたコテキーノ
     私の気分としては、こっちがクリスマスのメイン。

     夕食の準備をはじめようと、キッチン横のベランダにおいてある野菜を取るために掃き出し窓を開けると・・・静か~。

     ひと区画、8つぐらいのアパートの建物が4辺を囲んでロの字をつくるその真ん中側、たいていはそこが各家庭のキッチン側の
     ベランダになっているつくり。
     いつもなら、子どもの声、誰かが怒鳴ってけんかしてる声、夕食を作り始めるのか、食器のカチャカチャなる音などが鳴り
     響いてるその中庭(といっても駐車場兼物置きになってるんだけど)が、し~んと静かなのだ。

     時計を見ると18時。そうか~。
     若い家族は親のうちに集まってるんだろうし、ここに残ってる家族も大勢で、12時頃から集まりはじめて、食前酒と
     おしゃべりのひととき。
     そのうち、「さあ、昼食をはじめましょう」のマンマの一声で、アンティパストから始まって、食事は延々3~4時間は
     続くでしょうか。時にはアンティパストが終わったところで、すでに時刻はもう16時過ぎってことも。
     「とにかくここピエモンテ州のアンティパストの種類は限りなく多い!」とここの人は言うけど、ちょっと眉唾(笑)。でも本当にたくさんはあるんですけど
     だからそんな時間になっちゃうのもうなずける。食べながらいつもに増してしゃべり倒してもいるしね(笑)。
     そりゃ時間もかかる。そんなところも日本のお正月みたい
     
     だから私が夕食の準備を始めたこの時間は、やっとクリスマスの昼食が終わって、みんながパンパンのおなかを抱えて
     ソファに倒れ込んだ頃?
     それとも、「あ〜お腹いっぱい。もう夕食はいらないわ〜」と言いながら、それぞれがお家に帰っていった頃?
     それでしーんとしてるのでしょう045.gif

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     さて、翌26日。イタリアは、この日も聖ステファノの日で祝日。
     この日もたいていの家では、長い長い昼食が待っている。
     25日は母方、26日は父方の親戚ととか、25日はご主人の実家、26日は奥さんの実家でとか、みんな計画が忙しそう。

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     そんなイタリア人の家族移動行事をよそに、私はいつも通りの朝食。そして昼食は・・・

     まわりの家では第2弾クリスマスの食事をしてるときに、私はいろいろアンティパスト。こういうの好きなんですよね~。
     イタリアのアンティパストはおいしいから、アンティパストだけをいろんな種類たくさん食べるのも好き。
     でも今日は、あら、ドイツ風?

     あ、でも、このペペロンチーノのツナのスタッフィングはイタリアン。
     これは市販の安いものだからツナだけど、本当はケッパーにアンチョビを巻いたものが入ってるんです。
     この丸いペペロンチーノは辛くなくて、かすかにぴりっと来る味。
     これはお酒に合うな〜。飲めたら飲んでるな〜。

     ここに来た頃滞在させてもらったお家のお母さんが、これを毎年手作りしてたんですよ。
     これがけっこう手間がかかるの。
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     ペペロンチーノのへたと中の種を取ってきれいにして、中をよく乾かしてから、
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     ケッパーのまわりにアンチョビーをくるんと巻いて、それをペペロンチーノにひとつひとつ詰めるんです。
     そしたらそれをきっちりと清潔な瓶に詰めていき、最後にオリーブオイルを瓶の口まで注いで出来上がり。
     もしかしたら、夏の終わりにつくったこれを、クリスマスにも開けて食べてるのかもね。

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     夕食もちゃんと食べますよ~。やっぱりひとりだと、だらだらお昼から夕方まで食べ続けるってできないしね~。

     さて夕食は、夕べのコテキーノとマッシュポテトをまぜまぜして、ドイツ・ハンブルグの名物ラプスカウスもどき。
     本物のラプスカウスは、炒めたタマネギとコンビーフ、マッシュポテトをあわせて、ビーツの煮汁で色をつけたもの。
     私の「もどき」とは全然違うけど、毎年1回コテキーノを食べると、なんだかコンビーフを思い出すんですよね。
     コテキーノは豚、コンビーフは牛だけどね
     コンビーフ、イタリアにはないので、ときどき食べたくなるんですよ。
     そんな気分をね、このラプスカウスで味わえるんです~。

     気がついたら、25日はイタリアン、26日はドイツ寄りだった今年のクリスマス料理。
     今年のうちのクリスマス料理、満足、満足♪041.gif

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     デザートは、昨年から出回ってる時期にいつも買うようになったザクロ。
     この数年、市場にだんだんとアラブ人の八百屋さんが出てきて、そこには秋から春まで売られてるんですよ。
     アラブ料理にザクロがよく使われるからかな。
     それで初めてザクロを食べるようになって、それ以来はまっているもの。

     実は今年のクリスマス、25日はしとしと、26日はざーざーと雨が降り続け。朝から1日中電気をつけていなくちゃいけない
     どんよりとした2日間だったんです。
     翌27日にぱあっと晴れた時は、思わず「出かけよう!」って、再度市場に買い出しに行っちゃいました。

     いつもの八百屋さんで、いつものお兄さんに「またザクロ?」ってニヤリとされてザクロを買って、「アウグーリ(auguri:
     おめでとう)」って年末の挨拶をして。
     なんかこんなでも、今年もちゃんと誰かと挨拶して終われたな~って、ちょっといい気分。037.gif

     あ、今、同居人のひとりがもう帰ってきちゃった(←ほんと。28日夜)
     あ~あ、私の一人暮らしももう終わりです~007.gif

     ま、そういうことなら仕方ない。私はいつも通り、自室で静かに自分のお仕事にいそしもうっと。
     お休みはもう少し続くはず。自分の時間を楽しまなくっちゃね006.gif

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     みなさま今年もあたたかいコメント、ありがとうございました。
     今年もきっつい1年でしたけど、コメントをいただいて、元気にさせていただきました。
     
     今年もあとちょっと。
     新しい年までも、そして新しい年も、みなさまに、もっともっと楽しい笑顔でいっぱいの毎日になりますように。
     よいお年をお迎えください。056.gif


     



     
     
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by sakanatowani | 2013-12-29 19:14 | ごはん food | Comments(6)
   クリスマス・シーズン
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11月の初めに、街に10か所以上のluce di artista(ルーチェ・ディ・アルティスタ/アーティストの光)が飾られたら、クリスマス・シーズンの始まり。

     もうすぐクリスマスですね。
     書かなきゃ、書かなきゃと思っていたのですが、今年は家ごもりしがちのせいか、なかなかクリスマス気分にならず。
     とはいえ、沈みがちな気分を盛り上げようと、クリスマスから年末年始のメニューを考えたりはしているのですが(笑)

     今年は暖かく、いまだ毎日10度ぐらいまで気温が上がるので、いまだ真冬用のコートは不要。
     あ、もちろんふつうのコートは着てますよ。
     でもね、全然まだまだ真冬の寒さは来ないので、それも今一歩、クリスマスを感じない理由なのかも。
     一時は真っ白に雪でおおわれたアルプスも、だんだん山肌が見えてきちゃってちょっと寂しい〜。

     他の国に比べて、「イベントにあわせて、早くから売って売って売りまくれ〜」みたいな商業主義が見られにくい
     イタリアでも、この数年は、10月末頃からスーパーはすでにクリスマス・シーズンに突入。
     そう、イタリアのクリスマスといえば、パネットーネとパンドーロ。

     11月半ばとなれば、スーパーにはパネットーネやパンドーロ、チョコレート、トッローネ(アーモンドなどナッツが
     入ったヌガー)などのクリスマスのお菓子の特設会場が設けられます。
     (ドワーッと積み上げられたパネットーネの様子は、昨年のものですがここで見られます)

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     ここ数年はこじゃれたパン屋さんもできてきて、この時期ならではのウィンドーの様子に思わず見とれたりして。

     でも今年はパネットーネもパンドーロも食べないで終わるかなあ。
     パネットーネもパンドーロも日持ちするとはいえ、1つがすごく大きいし、ものすごいカロリー量なんですよね。
     今年は秋から気持ちが落ち込み気味で、その反動でものすごく食べてたみたい。人生最重と驚いた2年前の体重から
     さらに太っちゃって、健康な心身のために、正しいダイエットをしなくちゃなのです 008.gif
     そんなときに年末年始を迎えるのはとっても危険なんだけど・・・。
     だから今年は禁パネットーネ&パンドーロかなあ。

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     こちらは老舗のお菓子屋さんのウィンドー。
     思わず子どもみたいに「わ〜」って駆け寄りたくなっちゃいます。

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     もちろん今年もプレゼーピオ(過去記事123)が飾られてますよ。
     週に1度は街の中心まで買い物に行くのですが、いつも都合で帰り道は夕方に。
     5時頃にはもう暗くなりますから、その中に光るルーチェ・ディ・アルティスタやプレゼーピオを見るのが
     楽しみになっています。

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     先週の金曜日には知り合いのスタジオで、半年ぶりにやっとやっと版画を刷ることができて、「やっぱり版画が好きだ〜♪」
     と丸1日を満喫。
     この嬉しい出来事に、気持ちもちょっと上がってきた。
     何も進まなくてじりじりと過ごした今年。やっと何かが動き出したかな001.gif
     
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by sakanatowani | 2013-12-23 19:12 | 季節のこと season's | Comments(10)
   ショーペロ Sciopero
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右下にあるのが、バス停につけられたストを知らせる看板。

     「ここで生活していく上で、いちばん知っていなければいけない言葉よ037.gif」と、イタリア人の先生が言った言葉。
     それがショーペロ。意味は、ストライキ。
     私がイタリア語を習ったペルージャ外国人大学で、イタリア語の基礎を学ぶ2コースが終わったあと、
     語学の授業の他に始まるのが“生活“の授業。その最初の授業のことでした。

     イタリアではストライキは日常茶飯事。
     いろんな種類のストがありますが、特に日々関係してくるのが、バスや地下鉄、電車のスト。
     市の公共交通機関のスト、ゼネストとあわせて、だいたい月1、2回はあるでしょうか。

     この街の場合、行なわれるのはたいてい金曜日。
     基本的に日曜日はお店が閉まるから、食料買い出しの日である土曜日は避けて、仕事や日常生活に差し支えのあまりない日を
     選ぶと金曜日。そんな理由のよう。
     そして24時間スト中でも、朝6〜9時と昼12〜15時は、バス・地下鉄とも走ることになっています。
     (この時間の間、双方向とも始発のバス停から発車し、それが終点のバス停に着くまでは走ります。つまり、ルートの長短に
     よって、まったくバスが走らない時間帯は変わります)

     ストは各労働組合がそれぞれに行なうので、ストを行なわない組合に所属する人はもちろん仕事をするわけで、この街の場合、
     ストがあっても待つ覚悟があれば、何らかのバスは走っています。同じバス会社内で、個人によって属する労働組合が違うのです。
     ただし、ふだんでもバスは15〜20分間隔(と言いつつ、20分以上間隔で走ってる)のですから、ストの最中なら、30、40分
     以上は待つ覚悟は必要です。

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ストのお知らせ。いつ行なわれるのか、どの労働組合のストなのか。スト中のバスが走る時間が明記されています。

     ストのお知らせは、基本的には各バス停やバスの中に、張り紙をして知らされます。
     工事などによるバスルートの変更も、同様にバスの中の張り紙で知らされるので、バスに乗ったらまず車内をじろりと
     眺めて、張り紙があったら隅から隅まで読むのが大事。
     だってストのお知らせは、必ずしも各バス停、各車内にあるとは限らないのです。そんな徹底したお仕事、この国では期待してはいけません。
       またいたずらで外されたり持ち逃げされたりもあるのです。

     バス会社のサイトには載っているのですが、そんなにこまめにチェックなんてしてられません。
     だからストを知らずに延々バスを待つはめに陥ることも。008.gif

     そしてこのスト、夏のバカンスやクリスマスのお休み時期には行なわれません。
     ストをやる側も、バカンスをとるからでしょう。
     その間の分のストは、バカンス時期の前後に振り分けて行なわれます。
     つまり、7月の最初の半月と9月の初(7月後半〜8月はバカンス・シーズン)やクリスマス前の今の時期は、通常よりも
     頻繁にストがあるわけです。

     今年も9月の第1週にストがあり、友人と声を揃えて「ストが始まったってことは、夏のバカンス・シーズンも終わったって
     ことね」って言っちゃって、笑ったことが。
     もちろんバカンス・シーズンは、人手が減るので(バス会社は乗客が減るからというでしょうけど)バスは間引き運転。
     30分に1本あるぐらい。でもとりあえずバスは走ってる。
     だからここでは、バスが走らない(=スト)のに、休暇のシーズンが終わったって思うおかしな状態になっちゃうのです。

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お知らせは、バスの真ん中あたりの窓に直接ペタリと貼られてます。臨時のルート変更のお知らせもここ。

     こんなに日常的な行事となってるスト。でもこれで何かが改善されてるかというと、たぶん×。
     何も変わっていないのではないでしょうか。021.gif
     だから何度も行なわれる→でも変わらないから、とにかく自分たちの生活にあまり支障がない日にストを行なう
     →そんなストの本来の意味を失ったようなやり方だからか、ただでさえ手強い上(政府など)には伝わらないのか、
     結局何も変わらない。そんな悪循環。

     ところが先週1週間は、街のあちこちで政府に対する不満のデモがあり、毎日それにあわせてバスやトラム(路面電車)
     のルートが変則的にどんどん変わり、混乱の毎日でした。
     突然、あるバス停でバスが止まり、「ここから(通常のルートを外れて)曲がるから、みんな下りて」と言われ、
     乗客みんなそろって降ろされるのです。

     ふだんでも、頻繁な車体の故障のため、同様に突然降ろされてしまうこと度々。
     まして今回は人が歩いて移動するデモですから、車両通行止めにする道も、刻々と変わります。
     今ではこういうのにも慣れましたが、来た頃は、知らない場所で突然降ろされても、そこがどこか、どのバスに乗ったら
     目的地に行けるのかもわからないため、外出する時はいつも市内地図とバスルート・マップを携帯していました。
     そして地図を広げてたどたどしい言葉で、「今、どこにいるんですか?」「何に乗ったらいいんでしょう?」って、周りの人に聞くのです(汗)

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     さてこの毎日続いた市内デモ。この街だけのことなのか、全国的に行なわれているのか。
     (たぶん後者。いろいろな事情から、もうニュースも見なくなってしまったのでわかりませぬ)。

     公共交通機関のストがあった先々週の木曜、12月5日、たまたまバスが走る時間帯に市場の近くにいたので、
     「これはラッキー♪」と市場に寄りました。
     帰りのバスを延々と待ちながら、聞こえてきたのは見知らぬおばさん同士のバス待ち中のおしゃべり。
     「バスが走るって時間になっても、なかなか来ないわね」
     「しょうがないわよ。ストだもの」
     「この市場も、昨日と一昨日、ストでほとんどの店が来なかったみたいよ」この市場のお店は屋台式
     「ああ、だからね。いつもより野菜も果物も、全体的に高かったわ」
     「ストで売れなかったから、その分、値段を上乗せしたわけね」
     「でも何も変わらないでしょうよ。ストをしたって何も変わらない」
     「残念ながらそうでしょうね〜」

     一方、私が週1回日本語を教えている語学学校のフランス人の事務員の女性はこう言っていました。
     「今度は何か変わるといいわね。家の近所のお店も(デモの意味で)閉めているほど、いつもとは違ったデモだから。
      こんな状態じゃ、イタリア人がかわいそうすぎるものね。本当にこの国ではあらゆる機関が機能してません
      でもイタリア人はストやデモを頻繁にするけど、日常生活に支障のないようにしかやらないわね。
      フランスではね、農家はジャガイモなどを道にばらまいて、道路も通れないようにする。
      国の機能が完全に麻痺するように、みんなで徹底的に行なうのよ」って。

     この語学学校の学長もフランス人。
     その人が以前「今回の(イタリアの)ゼネストには参加しないけど、私たちがストに参加する時は、誇りを持って参加して、
     徹底的にするわよ!」って、顔を輝かして言っていたのを覚えています。
     ストの話題に“誇り“という言葉が出るんだ〜。フランス革命を行なったフランス人らしいな〜。
     同じラテン系の国でも、イタリアとフランス、国民の考え方はずいぶん違うんだなあ・・・と、またまた違ったスト感の日本から
     来た私は思うのです。
     
     そしてこの月曜日、16日にも市内交通機関のストが行なわれます。
     もうクリスマスの週も間近。
     こんなふうに、ストとデモでイタリアの12月は過ぎていっています。056.gif

      
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by sakanatowani | 2013-12-15 22:21 | おお、イタリア! | Comments(10)
   ヨーグルトとチョコのホニャララな関係
     ある日、友人の息子が言ったそうな。
     「ヨーグルトを食べたあと、チョコレートを食べると、あんまおいしくなくて、
      チョコレートを食べたあと、ヨーグルト食べるとにがい」

     うひひ、おもしろいことを考えてるね~。
     実はね、イタリアには、チョコレート入りヨーグルトがあるのだよ。
     一緒に食べると、どうなんだろうね~。

     ってことで、食べてみましたチョコレート入りヨーグルト。

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     これがそのストラッチャテッラ・ヨーグルト。
     これ、ドイツのメーカーのものだから、もしかしたら、この味はドイツでもヨーグルトの定番なのかな。
     他のメーカーからも出てるから、ここらでは特にヨーグルトとして変わった味ではないみたい。
     でも日本ではないですよね(今ではある?)。こんな組み合わせ、考えたこともなかったし。

     イタリアでは、削ったチョコレートが入っているものを、ストラッチャテッラといいます。
     だからジェラートでも、バニラに削ったチョコレートが入ってるのは、ストラッチャテッラという名前。

     じゃあ、食べてみます。
     パク。 ・・・・・・

     う~ん、ヨーグルトだね・・・023.gif・・・濃くて甘いね・・・
     私がふだん食べてるのは、低脂肪の無糖のだからかな。そう感じるよ。

     もぐもぐ、もぐもぐ・・・あ、チョコレートだ。舌の奥にちょこんとチョコの味・・・
     パク・・・ヨーグルトの酸味が口の中に広がるよね〜・・・
     ・・・ヨーグルトの酸味と、チョコレートの甘み・・・混ざらないなあ、2つの味が別々にくるね・・・009.gif
     ・・・でも甘みのついたただのヨーグルトの味・・・チョコはほとんど主張せず。

     ということで、私的には、チョコレートの味とヨーグルトの味は溶け合わない。バラバラ。
     っていうか、チョコ、ほとんど感じない。
     でも、にがくも感じなくってよかった。って感じかな。
     別に一緒になってなくてもいいなあ。

     ・・・・・・実験、終了~。027.gif

     ああ、こんなにつまらない〆ですいません。
     なのでスーパーで、その他、私にとってはちょっと変わった味のヨーグルトを調べてきました。

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     私、基本的には食いしん坊。食べたことないものは食べてみる主義。
     でも、ヨーグルトに関しては別。変わったものでも、よっぽど興味がわかない限り食べたくない。
     トラウマがあるから(笑)
     そのトラウマのもとがこれ。コーヒー味のヨーグルト。

     コーヒー味のヨーグルトなんて、日本では聞いたことなかったけど、ここでは超定番。
     みんなが好きって言うから、ここに来た頃食べてみたんです。
     これね、ものすご~〜〜くコーヒー味。
     でね、これ食べてると、脳が混乱するんですよ。
     目ではね、ヨーグルト食べてるってわかってるのに、舌はね、すごくコーヒー味なんですよ。コーヒー飲んでる気分なの。013.gif
     ものすっごい違和感。

     初めてこれを食べて以来、もう変わったヨーグルト味は食べる気がなくなっちゃった。
     だって、食べてて楽しくないから(泣)
     そんなわけで、ヨーグルトではあんまり冒険しなくなっちゃったのでした。

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     お次ぎはこれ。シリアルとクルミ入り。
     シリアルにヨーグルトを合わせて食べることもあるから、まあ、考えられる組み合わせかな。

     でもね、こっちのヨーグルトに入ってるナッツって、ペースト状で、つぶつぶじゃないんですよ。
     ヨーグルトに、ナッツのペーストが合わさってるの。
     以前も書いたことあるピスタチオ味のヨーグルトもそれですよね。

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     同じように、ヘーゼルナッツ味のヨーグルトも、かなりのメーカーで出してます。

     みなさんはヨーグルトを食べるとき、どんな味を求めてます?
     私はやっぱりさわやかな味を求めてるんですよね。だからフルーツ入りのヨーグルトが好き。
     さわやか味に、こってり味のナッツ・ペーストが混ざってるって、私的にはう~むなんですが、
     ナッツ味のヨーグルト、ここでは人気なんでしょうね。こんなにいろんなナッツ味があるんだから。

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     こんな、まさにチョコレート味っていうのもありましたよ。
     ナッツ系と同じように、チョコレートが全体に混ざってるタイプですね。
     こちらには、チョコレート味のカスタードクリームをそのまま食べるデザートがあるんですが、このヨーグルトも、
     目ではカスタードの気になってるのに、舌ではヨーグルト・・・。
     食べたら確実に脳が混乱しそう。
     でもチョコは大好きだからなあ。いつかまた冒険したくなったら食べてみよう。

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     イタリアらしいのはこれ。トッロンチーノ味。

     トッロンチーノは、ヌガーにアーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツが入った南イタリアの方のお菓子。
     トッローネとも呼ばれます。
     柔らかいヌガーのタイプも、歯が立たないぐらいかたいヌガーのタイプもあって、クリスマス時期によく食べるんですよ。

     トッロンチーノ味のヨーグルト・・・写真で見る限り、砕いて入っているわけではなさそう。
     ってことは、甘~いナッツ味ってこと?

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     最後に、ヤギのミルクでつくったヨーグルト。
     濃いんだろうなあ。
     ・・・あ、すみません。こんな感想しかなくって。

     今回、「食べてみたい!」って気になるヨーグルトがなかったんですよね~。
     やっぱりヨーグルトは、フルーツ系、特に酸味があるものが好きなので。
     ということで、スーパーでコソコソと写真を撮るのみの怪しい客となった、今回のヨーグルト・レポ。
     いや、ほんとに、こんな羅列記事になっちゃってすみません。
     どうもお粗末様でした。026.gif


     食に関して超保守的な国だから、ここではあんまり新商品って出ないけど、日本では、新商品が次から次へと出ますよね。
     そしてここでのナッツ味のヨーグルトのように、他の国には、その国ならではの定番の味もあるかも。
     みなさんはどんなヨーグルトがお気に入り?
     そしてみなさんの国では、どんな味のヨーグルトがありますか?




     
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by sakanatowani | 2013-12-11 18:46 | ごはん food | Comments(12)
   ネコ・シッター敗北記
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     昨日から1週間、友人カップルが出かけるので、ネコ・シッターに行くことになりました。
     この子がそのネコ、ギンメルです。

     最近、頭も心も焦りばかりで落ち着かないので、友人宅をスタジオ代わりに昼間過ごすのは、気分転換にもなるかなあ
     と思っていました。
     が、このギンメル様、
     「あんた何しに来たのよ。
      ここは私の家よ。
      おなかすいてるから食べさせなさいよ」と、
     たぶんふだんは飼い主に上がるのを禁止されてる高い場所、高い場所にいっては、私を監視。
     ご飯をあげたあとは、私の目の前、私の行くとこについて来ては、私がさわるものさわるものにつめを立てては、
     「これは私のものよ!」とシャーと威嚇し、引っかき攻撃 015.gif

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ふふふ、当然私の勝ちよ!

     負傷した(←大げさ)ネコ・シッターは「あんたといても楽しくない!もう帰る!031.gif」と捨て台詞を残し、
     たった1時間の滞在だけで、家を飛び出したのでした(笑)
     ギンメルの勝ち。

     さて、今日はどうなることやら。

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     土曜日に、ここにもとうとう初雪が降りました。
     もう3週間ぐらい前から、週末には雪の予報が出ていたのだけど、街中に降ることはなく。
     でもアルプスの方は、もう真っ白に。
     白く雪をかぶっているのは、フランスとの国境あたりのアルプス山脈。
     そのうちに、それらの山の地肌が見えないほどに真っ白白になって、手前の山も雪で白くなっていくのです。
     ここも冬の始まりです。

     みなさんも、よい1週間を。
     私は今日もギンメルとの勝負に出かけます。果たして1週間のうちに共存なるか037.gif
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by sakanatowani | 2013-12-02 16:29 | ひびのこと diary | Comments(8)