カテゴリ:季節のこと season's( 45 )
   クリスマスの思いで2
     日本は三が日も過ぎて、お正月も終わり〜!って感じでしょうか。
     こちらは2日から平日で仕事は始まってる、でも6日の祝日まではクリスマス・シーズンという
     宙ぶらりんな時期です。
     でも「たくさんごちそうを食べるシーズン」という意味では日本もイタリアも一緒。
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パネットーネと、トロンチーノ(手前)。トロンチーノはアーモンドの入ったヌガーでシチリアのクリスマスのお菓子

     イタリアのクリスマスといえばパネットーネ。
     思い返せば大学生の時、パネットーネの試食販売のバイトを東京のデパ地下でしたことが。
     試食したおじさんに「あんパンの方がいいね」って言われました(笑)
     まさかそのウン十年後にイタリアに住んで、パネットーネを食べるクリスマスを向かえていようとは、
     夢にも思わなかったなあ。

     このパネットーネ、11月から店頭に並び始め、朝食に甘いものを食べるイタリアでは、この時期
     パネットーネが朝ご飯というお家も。
     もちろんパン屋さんでつくられているものの方がスーパーのものよりもおいしくって(お値段も高くって^^)、
     レーズンやフルーツの砂糖漬けが入った伝統的なものから、レーズンなしのもの、砂糖漬けなしのもの、
     マロングラッセ入りなどなど、バリエーションも様々です。

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パン屋さんのウィンドー。白いのがパンドーロ

     もうひとつのこの時期のお菓子は、パンドーロ。
     形は逆さにしたバケツ型、上から見ると星の形をしています。
     何も入ってないパネットーネという感じなのですが、イタリア人にそれを言ったらもう大変。
     「全然違うものよ!」と言われちゃいました。
     実はパネットーネよりももう少しバターが多く入っています。
     粉砂糖の小袋がついていて、パンドーロが入っているビニール袋に粉砂糖を入れて、ビニール袋ごとザクザク
     揺らし、パンドーロの表面に粉砂糖をまぶして食べるのです。(写真のは、もうお砂糖がかかってますね)

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     イタリアに来た最初の年。ペルージャでクリスマスの昼食に招かれました。
     日本のように、全てのメニューが見えるわけではなく、食べる先から次から次へと新しいお料理が運ばれてきて、
     いったいいくつお料理が続くんだろう〜と思いました。

     それからお肉。何種類もの前菜のあと、もうお腹はかなりいっぱいなのに、とり肉、豚肉、牛肉、猪肉
     (ペルージャは猪肉を食べる地域)のローストが出てきて、「さあ、どれとどれを食べる?全部?」と聞かれて、
     「わ〜、こんなお肉ばっかり〜〜〜」ととまどいました(笑)

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     実はこのクリスマスの昼食、どなたのうちに招かれたかも覚えていないのです。
     知り合いもいないイタリアに来たはずなのに、なぜ家族で過ごすクリスマスにおよばれしたのか。
     言葉もまだたいしてできない外国人の私をよんでくれたのはどなただったのか。
     覚えているのは、白い白い壁に濃い茶色のシンプルな家具のおうち。「全員で13人だから、テーブルを
     子どもと大人の2つに分けたのよ」13人で1つのテーブルを囲むのは縁起が悪いとされていますと言うにこやかな
     50代ぐらいのシニョーラのおぼろげな顔だけ。

     夜には車に乗って、郊外の小さな村の大きなお屋敷へ。
     たぶん昼食に招いて下さったお家の方の知り合いへのクリスマスのごあいさつだったと思うのですが。
     クリスマスのお菓子を食べ、この時期にみんなでやるイタリアのビンゴに似たゲーム、トンボラをやりました。

     このお家の方に「トンボラは知ってる?」と聞かれて、「(語学)学校で数字を覚えるのにトンボラを
     授業でやったから知ってます」と答えた覚えがあります。
     そしてこのゲームの時、33が出た男性が「ジェス(Gesu' イタリア語でイエス様のこと)だよ」と言ったこと。
     イエス様は33歳の時に、十字架にかけられたのですね。だから33=イエス様。
     33という数字にイエス様をすぐ思う。キリスト教の国に来たんだなと思いました。もし数字が違っていたらごめんなさい

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     そして帰る時、すでに真っ暗になった外からポツンと光るお屋敷の窓の灯りを見て、私をそこに連れてきてくれた
     おじさんが、奥さんに言ったのか、私に言ったのか、静かな声で「羊毛の仕事がうまくいっていて、すごく
     お金持ちの家なんだよ。でもあんなに広い屋敷に、ふたりだけで住んでるなんて寂しいね」と。
     イタリアでは、クリスマスは家族で賑やかに過ごすものなんだなと、しみじみ思った時でした。

     長くなったので、この続きはまた今度。
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by sakanatowani | 2012-01-04 04:52 | 季節のこと season's
   いい一年に
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     明けましておめでとうございます。

     私の元旦は、とん汁に卵焼き、紅白なますに(ごぼうの代わりにアーティチョークの茎を使った)なんちゃって
     きんぴらで始まりました^^
     海外在住者特有の「これでも日本食よね」という特殊センサーつき「心で感じるなんちゃって(もいいとこ)
     お節」でございます(笑)
     それでも、ドイツ系ディスカウントスーパーで見つけた大根のおかげで紅白なますができた♪

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     今年はいろいろなことを悩まずに、軽く飛び越えるように生きたいなと思います。
     それに今年は年女。
     龍のように空を悠々と飛び、時にはタツノオトシゴのようにゆら〜んとのんびりし、龍のあの手でがっちりと、
     幸せや幸運をつかんでいきたいな。
     それにしても、タツノオトシゴって、なんてかわいいネーミング!龍が(空から海に)産み落とした子ってことだよね。

     今日のお散歩は、オリンピックのあったスタジアムまわりの元・王様の騎馬隊馬場あとの公園。
     たくさんの人がお散歩やランニングを楽しんだり、20人ぐらいのおじさんばかりが集まって、
     外のテーブルでカード遊びに興じていたり。


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みなさんのこの一年が、昨年よりもよりよく、楽しいものとなりますように。

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by sakanatowani | 2012-01-02 01:41 | 季節のこと season's
   よいお年を
     雨が全然降らず、冬だというのに青空が見える毎日が続いています。

     この数日、いろいろ考える所があって(ダイエットとか^^; 創作の悩みとか)、散歩+美術館や
     教会めぐりをしています。

     この街の住居は、こんな風なアパートが多いのに、うちの近所のあるワンブロックだけは、なぜか
     車両侵入禁止地区になっていて、そこにはちょっと変わったお家が集まっているのです。
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これが一般的なアパート。まん中のレンガ色の建物が私のうちです

     一方、この地区内の道は、他の地区よりもみんな少し広めで広々。
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     右側の建物には、お城のような小さな塔が立っているのがみえますか?

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こんなすごいお屋敷もあれば(左上)、その向いには、まるでアメリカのお家っぽいモダンな家が建っていて(右上)。
山のロッジのような家もあれば(左下)、この家なんて半分に切れてる!(右下)

     全体に何となく統一感のある街並の中、このブロックにある家は、どれも他のところでは見ないタイプの家
     ばかり。スタイルがまちまちな建物が集まっていて、なんだか不思議な町に来たようです。
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玉ねぎ型の屋根なんて、この街では珍しい^^


     このブロックを抜けた先にある現代美術館は、私のお気に入りの場所のひとつ。
     とはいっても、前回来たのはいつだったかな。

     街の中心にはないからか、この日は私以外数人しか人がいなくて、のんびりと、好きなものを好きなように
     感じながら歩けました。
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     銅版画をやり始めてから、抽象のものに気持ちが魅かれます。
     Burriが好きなので、いつもこの人の作品の前でしばらく時間を過ごすのですが、今回は、特別展の
     James Brownの作品にも思いがけなく魅かれ、じっくり観察してしまいました。
     いろいろな疑問、想像、考えが頭の中を行き交う、集中しつつも楽しい時間です。

     息を吐き続けるだけではだめ。自分に栄養を与えないといけないのだなあと、つくづく感じるいい時間でした。


     こういうものを見たあとは、街のあちこちに抽象のイメージがあるのを見つけて楽しくなります。
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雨樋からの水もれ跡も、地下倉庫の小窓の前のコブつき管も、抽象作品みたい^^



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     いろいろあって、少し前からイラストが思うように描けないでいます。
     それをイラストレーターの友人に話したところ、彼女からのメールに、こんな言葉がありました。



        Non dar retta a nessuno, solo al tuo cuore.
        Il resto non conta, conta solo quello che senti essere parte di te.
        Gli altri lasciali parlare... volaci sopra come un uccellino e punta diritto verso le nuvole!!!

        誰にも耳を貸す必要はない。ただあなたの心に耳を傾けなさい。
        他は何も重要ではない。大事なのは、ただあなた自身の一部だと感じられるものだけ。
        他人には言わせておきなさい。
        その上を、小鳥のように飛び越えてしまいなさい。雲をめがけてまっすぐに!!!


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     今年後半は、他人に振り回されっぱなしでイライラし、自分のことに集中できない日々でした。

     自分に大事なのは、自分の一部だと感じられるものだけ。
     他人に何を言われても気にならない。その上を飛び越えてしまえばいいのだから。

     そんなふうに、新しい年をはじめたいと思っています。


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ベランダからの階下の美容院のクリスマスの光。シニョーラが家路を急いでいます。


     いつもこれを読んで下さっているみなさん、どうもありがとう。
     そしてコメントを残して下さったみなさん、どうもありがとう。
     そのコメントに何度励まされたり、嬉しく感じたことか。

     今年も一年、どうもありがとうございました。

     みなさま、よいお年をお迎えください。

                                     さかな と わに より
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by sakanatowani | 2011-12-30 06:08 | 季節のこと season's
  クリスマスの思い出
     クリスマスも終わりましたね。
     こちらでクリスマスというと、25日と26日(聖ステファノの祝日)という感じです。
     (正確には、1月6日のエピファニアの祝日までなのですが)

     日本でロマンチックなイメージのあるクリスマスイブは、こちらでは、クリスマス前の最後の食料の買い出し、
     まだ買い足りないクリスマスプレゼントを血眼で探す、そういう殺伐とした雰囲気の日になってます(笑)
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     私は、プロテスタントの教会幼稚園に通っていました。
     その幼稚園でクリスマスにするのは、イエス様誕生のお芝居。

     私は他の女の子と同様、マリア様役をずっとやりたかったのですが、3年保育のうち2年は、マリア様に
     イエス様誕生を告げる天使ガブリエル役でした。
     (その当時は)からだが大きく、声も大きかったからかなあ。
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     水色のテロンとした生地でつくった服を着て、「イエス様がお生まれになります」と、右手を高くあげて
     マリア様に言う役です。

     幼稚園3年目、先生が私に聞いたんです。
     「さかなちゃんは、今年は何がやりたい?」
     これは!って思って、もちろん言いましたよ「マリア様!」って。

     そしたらね、先生はなんと、私に宿屋のおかみさん役をくれたのです。
     ショック!
     だって、おかみさんですよ!
     それに、マリア様、ヨセフ様に「部屋は空いてないんだよ!馬屋ならあるがね」って言う役なんですから^^;
     先生にちゃんと言ったのにな〜って思ってました。
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     おかみさん役では、ウエストにゴムの入った、白黒の細かい千鳥格子のスカートをつくってもらい、濃い水色の
     手編みの肩かけをしたことを覚えています。

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     イタリアでの初めてのクリスマス、私は友人のマレーシア人の女の子と一緒に、ペルージャのドゥオーモ
     (どの町にもある、町でいちばん重要な教会)のクリスマスミサに行きました。
     マレーシア人の友人はインド系なので、ヒンズー教徒。でもカトリックのミサに興味があるからって。

     クリスマスミサは、24日の夜10時半過ぎから始まって、夜中の12時をまたいで行われます。
     イタリア語もまだほとんどわからない時期でしたから、お話を聞くというよりも、カトリック教会の雰囲気、
     焚かれているお香の香りなどを味わうという、見学的な(←不謹慎)参加でした。
     プロテスタントのミサとは違う教会の装飾や道具の数々、日本語や英語で聞いたことがある賛美歌が、
     イタリア語だとこうなるのか〜って思ったり。

     12時近くなって、神父様のひとりが、両腕に抱えるほどの大きさのものを祭壇に持ってきました。
     白い布でおおわれています。

     12時。
     ミサをされていた神父様が、その白い布をパッと取ると・・・
     そこには、本物の赤ちゃんほどの大きさの、赤ちゃんのイエス様のお人形が!
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     「イエス様がお生まれになりました〜!」
     そうしてそのまま、イエス様誕生のお祝い、つまり(本当の意味での)クリスマスのミサが始まりました。

     まるで、タラ〜ン♪という音とともに出てくる手品の演出のような(←不謹慎!)その光景に、
     私の友人は大喜び!
     私も初めてみるその演出に、びっくりするやら、ニヤッとしてしまうやら。
     何もかもがシンプルなプロテスタントのミサとの違いに、いろんな意味でおもしろいなと思ったのでした。

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     今年のクリスマスは、ぜひある教会に行きたいと思っていました。
     数年前まで近く人住んでいた教会に。

     今住んでいる所からは、バスで数駅なのですが、夜中に歩いていくにはちょっと遠い。
     でも、ダイヤもなく、30〜40分に1本しか通らないバスを、氷点下の夜中に待つのは風邪ひきそう。
     ということで、24日の夜中のミサを諦め、25日の午後のミサに行きました。
     
     そしたら、人でい〜っぱい!
     クリスマスだからか、エキストラの椅子がたくさんあるのですが、それも人でうまっています。
     教会離れと言われているイタリア。年に2回、クリスマスとイースターにだけは教会に行くという人が
     ほとんどとか。
     そうか、24日の夜中だけじゃなく、25日もクリスマスのミサなんだよな。
     あらためてそう気づき、そっと教会の出入り口の脇の壁際に立ちました。
     (ちなみにこの教会の24日の夜中のミサに数年前に行ったのですが、イエス様のお人形は出てきませんでした。
     それともいたのかな。人が多すぎて、祭壇があまり見えなかったので)

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     ここは数年前まで、よくオルガンのコンサートを聴きに来ていた所。
     久しぶりに聴くオルガンの音は、それはそれは美しく、胸がいっぱいになって涙が出てきてしまいました。

     教会のいちばん後ろの壁際に椅子を持っていって座っているおじさん。
     ささっと入ってきて、お清めの水に手をさっとつけ十字を切ってから、しばらくミサを聴き、また同じように
     十字を切って、さっと帰っていく女性。
     友人と一緒のおばさんは空いている席を探し、ゆ〜っくり、ゆ〜っくり入ってきたおばあさんは、ちょうど
     入れ違いに出ていった、モノトーンだけど派手な服装の若い女の子をじ〜っくりと目で追い観察したあと、
     ゆっくり、ゆっくりと、教会の前の方の席に歩いていく。
     それぞれが、それぞれの方法で、ミサに聞き入っていました。

     私は、教会に入って気持ちがゆったりとし、オルガンの音色に聞き惚れていたかったのですが、実はミサの
     最後にあるパーチェの儀式(?)が苦手。
     「みんなで平和(pace パーチェ)を分かち合いましょう」という神父さんの言葉に、それぞれが
     自分のまわりにいる人と握手をしながら「パーチェ」と微笑みあうのです。
     ですが実際は、振り向いて私を見るなり、ぎょっとする人ばかり。アジア人に慣れていないのでしょうね。
     それに私は、いつもここに通っているわけでもないから顔見知りではないし。
     私はそれが嫌なので、できればその前に出て行きたい。
     後ろ髪ひかれる思いで、教会を早めにあとにしました。

     この教会には、またプレゼーピオを見に、こそこそ〜っと戻りたいなと思っています^^
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by sakanatowani | 2011-12-27 07:41 | 季節のこと season's
   Natale ナターレ(クリスマス)
     暖冬、暖冬といっていたものの、1週間ほど前からちょっと気温が下がって、少し冬っぽくなってきました。
     それでも、最低気温は−4度ぐらいとまずまず平年並みなのに、再高気温は8度ぐらいまで上がるので、
     やはりいつもの冬とは違います。
     過去のこの時期の平均気温を調べてみたら、最低気温−2度、再高気温4度ですから、やっぱり今年は
     暖かい冬と言えそうです。
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この時期のこの街の恒例イベント"Luce di artista (ルーチェ・ディ・アルティスタ/芸術家の光)"
      街のあちこち19ケ所に、いろいろなアーティストの作品が輝きます。これは私がいちばん好きな、フランチェスコ・カゾラーティのもの

     それでも今日はクリスマス・イブ。
     街はクリスマスのイルミネーションでキラキラして、私の部屋の下の階にある美容院からは、いつも以上に
     おばさんたちのおしゃべりが聞こえてきます。
     親戚一同が集まるクリスマス前の、入念なおめかし&顔なじみさんたちとの年末の挨拶を兼ねたおしゃべり
     といった所でしょうか^^
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     美大の入り口にもクリスマス・ツリーが。それにしても、この左のシニョーレは誰でしょう?通学6年目にしてまだ知らない^^;

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     2006年の冬季オリンピックの際に、カナダのゲストハウスとして建てられたログハウスもこんなふうに、
     すっかりクリスマス・バージョン。

     昨日まで、あんなにキリキリ、イライラしてたのに、今朝おきたらすっきり落ちついて、「新しい1日」の気分♪
     明日25日はNatale(ナターレ/クリスマス)、26日は聖ステファノの日で祝日。
     お店もスーパーもみんな閉まって、みんながそれぞれの家族や親戚とお祝いをする日。
     なので食料の買い出しは今日しておかないと!(←また?^^;)

     お店は、最後のクリスマス・プレゼントの買い出しの焦った人々でごった返し(なんせみんな親戚が多いので、
     プレゼントをそろえるのも大変なのです)、スーパーも、この数日のごちそうのための最後の買い物の人で
     あふれているでしょう。
     その大騒ぎが過ぎると、静かな静かなクリスマスがやってくるのです。
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ツリーの足元に、プレゼーピオがあるのがわかりますか?

     Buon Natale!
     みなさんも、すてきなクリスマスを

     P.S. それにしても、今日の写真、どれもボケボケですね。すみません〜^^;

   (追記)スーパーに行ってきました
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by sakanatowani | 2011-12-24 18:34 | 季節のこと season's
   プレゼーピオ
     イタリアのクリスマスといえば「プレゼーピオ」。
     先日の記事で、「何?」と思った方もいるかもしれません。
     プレゼーピオとは、キリスト生誕の様子を人形などであらわしたジオラマのこと。
     クリスマスツリーが飾られるころから1月6日まで、ツリーのまわりや部屋の中につくられます。

     具体的にどういうものかをみなさんに見せたいなと思って、今日、スーパーに行ってみました。
     この時期には、プレゼーピオに必要な人形や動物、人形などが売られていて、毎年少しずつ人形を
     買い足して、少しずつジオラマを大きくしていく楽しみもあるのです。
     ところが、が〜ん!ない!
     どうやらすでに、プレゼーピオ・コーナーが撤収してしまった様子。
     しまった!先日の市場のプレゼーピオ屋さんの写真を撮ってくるんだったなあ。
     もう撤収だなんて・・・飾り付けは終わったころだから、もう売れないってことなのかなあ。


     ということで、今回ご紹介するのは、街の中心の広場に今年登場した、ジェノバのイラストレーター、
     エマヌエーレ・ルッツァーティ(Emanuele Luzzati 1921-2007)のプレゼーピオをご紹介します。
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     こ〜んな大きなプレゼーピオ。
     ちょうど前に立っているおじさんとの比較でわかるかな。

     さて、近くに寄ってみましょう。
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     中央に、マリア様とヨセフ様がいますね。
     あれ?キリストがいないよ?と思った方。正解です。

     そうです、キリストが生まれたのは12月25日。
     なのでその日までは、プレゼーピオにもキリストは置かれないのです。
     12月25日になる時に、まん中の黄色いほし草のところに、キリストが置かれるはずです。
     これは家庭のプレゼーピオでも同様で、赤ちゃんのキリストは、25日までは置かれません。
     (たいていは、馬小屋の後ろとかに隠してあります^^)


     イタリアに来て初めての年、中部イタリアのペルージャでクリスマスを向かえ、語学大学のクラスメートの
     マレーシア人の友人と一緒に、プレゼーピオ・ヴィヴェンテ(直訳すると「生きたプレゼーピオ」)を
     見に行きました。
     町の人がマリア、ヨセフ、羊飼い、村の人たちに扮装して、ひつじなどの動物と一緒に、キリスト生誕の
     様子を再現するのです。

     教会の下のスペースにおりていくと、ほし草の上を鶏が駆け回り、ひつじや牛がなき、その当時の
     服装をした人たちがいました。
     先を進んでいくと、いました、いました。マリア様とヨセフ様です。
     ??? 「でもキリストはいないね」
     「それにさ、マリアもなんだか太ってない?マリア様って、やっぱりすらりときれいな人じゃないとねえ」
     なんて、私たちはこそこそ話していました。

     が、その場をあとにしてから気づいたのです。その日がまだ24日だってこと!
     つまり、キリストはまだマリア様のお腹の中にいたんですね。
     だからマリア様も太っていた、いえ、お腹が大きかったのです(笑)
     たいていは、その年生まれた赤ちゃんがキリスト役に選ばれます。そしてそのお母さんがマリア様役ということが多いそう。
      そうじゃないと、プレゼーピオをしている間、赤ちゃんが泣いて大変でしょうから^^


     さて、もうひとつ、プレゼーピオで守られていることがあります。
     それは三人の賢者の位置。

     キリストが生まれた時に、夜空に大きな星が流れ、それを見た東方の三賢者が「救い主におめにかかりに
     行こう」とやってくるのです。
     彼らが、馬小屋で生まれたキリストのもとに着いたのは、1月6日。
     だからプレゼーピオでも、三賢者の人形は、飾った当時は馬小屋から遠いジオラマのはじっこに。
     そして25日を過ぎてからだんだんと、毎日、馬小屋に近い場所に移動させていくのです。
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     この広場のプレゼーピオでは、三賢者はここにいます。
     まあ、こういう場合は、遠くから毎日移動させていくわけにはいかないですからね。たぶん・・・まさか移動する?!
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     馬小屋をはさんで右や左には、いろいろな人たち、動物たちが集まってきています。


     広場には、ルッツァーティのアドベント・カレンダーもありました。
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     12月1日から毎日、1つずつ小窓があいて、キリスト誕生の25日を待つというカレンダー。
     それぞれの数字の窓にファスナーがついていて、それで覆いをとると、その奥の絵があらわれるという
     仕組みです。
     いいな〜。窓をあける人になりた〜い!

     プレゼーピオはナポリが発祥といわれていて、大きさも形も様々です。
     各教会にそれぞれのプレゼーピオがあるので、この時期に教会を訪れる楽しみのひとつでもあります。
     機会があったら、またプレゼーピオのお話を書きたいと思います。
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by sakanatowani | 2011-12-15 06:18 | 季節のこと season's
   師走の週末
     今日は久しぶりの仕事のない土曜日。
     もう嬉しくて嬉しくて!
     今朝は、買い物ではなく、ぶらぶらしに市場まで行ってきました。
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     トリノは、いつにない暖冬の日が続いています。
     いつもなら、11月には1回ぐらい雪がちらついて、12月後半になれば雪かな〜ってなるのに、今年は昼間は
     10度ぐらいまだ上がるし、冬といえばの灰色のどんよ〜りとした低い空もなく、太陽が出れば青空も。
     全然冬らしくありません。

     とはいえこちらでは、8日の「聖母無原罪の御宿り」の祝日にクリスマスの飾りをするのが習慣なので、
     この週末はクリスマス・ムードも高まっているはず。
     市場は、人、人、人でごった返していました。

     残念ながら、市場の写真はなし。
     こんなところでカメラなんて出してたら、スリやひったくりに目をつけられること間違いなしなので。
     つい先日も知り合いが、スーパーの前でひったくりにあったところなので、私も気を引き締めて、ね。

     イタリアでは、クリスマスは家族や親戚で祝うもの。
     だからプレゼントは、本や靴下、ちょっと挨拶に来た飛び入りのゲストには歯磨き粉など、ものすごく実質的。
     市場でも、「クリスマス用だから・・・」とパジャマを選んでいるおばさんを見かけました。
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     管理人さんがいるような(ちょっと高級な)アパートでは、玄関にこんなツリーも見かけます。
     凝った所では、玄関の室内ホールのツリーのまわりにプレゼーピオと呼ばれる、キリスト誕生の様子を、
     7、8㎝ほどの人形を使ったジオラマで囲み、住人や訪れた人の目を楽しませてくれます。

     私はシェア・アパートなので、特に何かをするわけでもなく。
     でも自室の窓にこんな飾りをつけて、小さなクリスマス気分を味わいます。
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     みなさんのクリスマスは、どんなでしょうか。
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by sakanatowani | 2011-12-10 22:34 | 季節のこと season's
   死者の日と全聖人の日
     朝、目を覚ましたら10時。うわ〜、こんなに寝ちゃった〜!と思ったら、実際は9時でした。
     イタリアは、夕べのうちに1時間戻って夏時間が終わり、今日から冬時間(?)になったのです。
     すっかり忘れていました。
     それにしても、こんなに「落ちついて寝たな」っていうのは1か月ぶり。
     しかも朝の時間もまだあるっていうのが、なんだか得した気分です。

     イタリアでは、毎日に、何人かの聖人の名前がついています。たいていは、その聖人が殉職、
     つまり処刑された日。それを知った時は、ちょっと無気味な気持ちがしましたっけ。
     しかし、1年のうちいくつかは、聖人の名前でない日があります。
     そのうちのふつかが、10月31日の「死者の日」と、11月1日の「全聖人の日」です。

     全聖人の日は祝日なのですが、死者の日はふつうの日。
     でも、ふつうのイタリア人の生活の中では、この「死者の日」の方が、生活に密着している気がします。
     こちらでは、そのあたりにお墓参りに行く習慣があり、いわゆる日本のお彼岸のような感じだからです。

     今住んでいる街の北と南に大きな墓地があるのですが、墓地を通るバスはこの10日前ぐらいから増便され、
     花屋さんにはお供え用の小さなブーケや、菊の鉢が並びます。公園の植え込みでも菊、菊、菊。
     そう、イタリアでも菊の花は、亡くなった方に供えるもの。でも日本ほどその境目はっきりしておらず、
     菊の花を混ぜたふつうのブーケもありのようですが。
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     この時期ならではのお菓子というのもあります。
     残念ながら今の街にはそういうお菓子がないのですが、以前住んでいた中部イタリア、ペルージャには、
     死者の日あたりだけに食べられる「ファーヴェ・デイ・モルティ Fave dei morti(死者の空豆)」
     というお菓子がありました。

     この死者の空豆、アーモンドの粉がたくさん入った、軟らかめのクッキーで、空豆型をしています。
     古代ローマでは、空豆は、死者の聖なる食べ物として考えられていたそうで、そこからこのお菓子が
     生まれたのだとか。
     私はこのお菓子が大好きだったので、今では食べられないのが残念です。
     たぶん以前はここにも死者の日のお菓子というものがあったのだと思うのですが、もう街のお菓子屋さんに
     そういうものを見かけません。近郊の小さな町、村などでは、まだあるのかな。
     あるのならどんなものなのか知りたいなと思います。

   マンマが来た!
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by sakanatowani | 2011-10-30 22:03 | 季節のこと season's
   秋・・・なのかな?
     明日が締め切りのコンクール。描き始めたものの、なかなかしっくりいかなくて、
     「今回は(参加)見送りかな〜」って思っていたら、
     昨日、締め切りの1か月延期が発表されました。こんなこと、あるのね・・・。

     それならば、と、自分がきちんと気に入るまで、じっくり取り組みたいと思います。
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     先日の嵐で気温が下がったものの、また少し上がってきたのかなと感じるこの数日。
     朝は14、5度、昼間は27、8度でしょうか。
     朝は湿度が90%ぐらいあるので寒く感じ、一方、夏にはいつも70%を超える昼間の湿度が、
     最近は30%ほどしかないので涼しく、朝晩は室内では半袖に何か羽織ってもいいかなというぐらい。
     これは、秋、なのかな。
     そうか、ここでの秋は、昼間の湿度が下がってきたときに感じられるものなのかも。
     ここに住んでずいぶんになりますが、初めて秋をちゃんと意識している気がします。

     例年は、酷暑が去って、一気に気温が25度ぐらいまで下がり「秋っぽくなってきたな」と感じても、
     それはたった1週間。そこからまた急にグググッと気温が20度台を切ると室内はとても寒く、
     法律で暖房が許される10月半ばまで、ウールを何枚も着込んで我慢の季節に入ります。
     だからどう考えても初冬の気分になってしまうんですね。だから秋がないみたい。

     今年は秋を感じながら過ごしています。秋好きには嬉しい^^
     でも木の葉が黄色く色づくには、もう少し気温が下がらないとだめですね。

     コンクールの締め切りが延び、思いがけない秋の日々と、なんだかエキストラな時間ができたみたい。
     ここらでちょっと、気持ちの余裕を取り戻したいなと思います。



     追記:さっきお買い物にいったらスーパーで、チューリップやクロッカスの球根を売っていました。
        春の球根を植える時期は、今なのですね。
        いつも春になってよそのお庭を見てから、植えればよかったと毎年思うのです。
        赤や黄、ブルーなどの同系色で、チューリップ、クロッカス、水仙、ヒヤシンスなどのセットもあって、
        思わず「いいな〜」となったのだけど、うちのプランターはすでに紫蘇とバジルでぎゅうぎゅう。
        花よりだんごと、来年の春も花は公園で楽しませてもらおうと思います^^
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by sakanatowani | 2011-09-29 16:59 | 季節のこと season's
   明けましておめでとうございます
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明けましておめでとうございます




のり巻きをつくり、お節まで食べて、なんだかとっても日本のお正月っぽかった元旦。
そして今日は、イラストのことをしたり、考えたりする1日。
マイペースに過ごせるって、楽しいな〜。
     
今年は、自分が本当にやりたいことを、そのための環境をつくりながら、
実現させていく年にしようと思っています。

みなさんは、のんびり、いいお正月をすごされてますか。

今年も、よろしくお願いいたします。

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by sakanatowani | 2011-01-03 02:12 | 季節のこと season's