秋♪
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     すっかり秋になって、木々の葉っぱが黄色く色づいています。
     この写真は、もう2週間ぐらい前のもの。紅葉が始まった頃ですね。

     写真の左端に偶然写った青い色のもの。なんだかわかりますか?
     実は、体重計なんです。
     野外に置かれてるコインを入れて使う体重計。

     街のあちこちに置かれてるのにびっくりして、「あれ、今も使ってるの?! みんな使ったことある?!」って、
     いろんな子に聞いてみたことがあるのですが、だれも使ったことないし、使ってる人を見たこともないとか(笑)
     でも、ちゃんと(イタリア・リラ表示から)ユーロ表示に変わってるし、今でも現役で使えるらしい。
     たぶん、むか〜し、昔、体重計が各家庭にあるような時代でなかった頃、活躍してたんでしょうね。
     この国、あらゆる場面でロスト・ワールドだなあと思うのですが、またここにもその印が。ふふふ。

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お母さんと一緒に、きれいな枯れ葉を探してた子。かわいい光景。

     さて、話を元に戻して紅葉です。
     今年は暖かめの日が続いて秋っぽい日が続いているので、もしかしたら紅葉もまだ見られるかなと、
     散歩に出てみました。
     街の東側に流れるポー河沿いにある大きな公園です。
     あ〜、でも残念。来るのが遅くて、落葉がかなり始まっちゃってました。

     ここら辺では、秋は葉っぱが黄色く色づくイメージ。だから紅葉、紅い葉っていうと、なんだかちょっと変な感じです。
     たぶんこの時期、ヨーロッパにお住まいの方達は、「ああ、暗い季節が始まる〜」って憂鬱に思われる方が
     多いと思うのですが、私はその逆。
     秋になると、「ああ、やっと私の季節が来た!」って、毎年、息ができるような気になるのです。
     夏の、あのどんよりと淀んだ水が腐り始めて泡立ってくるようなだるい雰囲気を、この葉っぱの黄色がかき消して、
     空気が流れ始めるような、そんな気持ちよさを感じます。
     イタリアとはいえ、ここはかなり北なので、毎日、どんよりとした低い灰色の空におおわれる日が続くようになるけれど、
     もう少しすれば、今度は雪を真っ白にかぶったアルプスを遠くに見ながら過ごせる冬が待っています。それが嬉しい。

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その昔はサヴォイア家の邸宅であったヴァレンティーノ城、ユネスコの世界遺産でもある現トリノ工学院建築学部の脇を通って。午前中だけど空はどんより〜

     このところ、ずっと頭の中でなっていた音楽も、この数日、音が小さくなり始めました。
     たぶん、壊れちゃってた心が治ってきて、もう現実に戻って、問題に対処しないさいよって事なんでしょう。
     脳内会話。私「ああ、もっと音楽にひたっていたい〜。だめ?」。脳みそ「だめです!がんばんなさい!」
     ふと気がつくと、現実問題を考えてて、眉間にしわが寄っている。
     で、「ああ、だめだめ! 音楽〜」って思うと、音楽スイッチオン♪
     また頭の中で音楽がなり始めます。選曲はもちろん脳みそくんですけど。

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     そんな感じの脳内音楽とのおつきあいのこの数日ですが、この公園のお散歩の時の音楽は、ベートーヴェンの交響曲第9番の
     『歓喜の歌』。
     こちらで見る秋、黄色く染まった樹々の景色って、どんよりとした空に、パッと黄色の葉っぱが映えて、
     世界が喜んでるような感じがします。
     私の中ではこちらの秋は、今年だけでなく、毎年『歓喜の歌』のイメージ。

     ほんとはね、昨年みたいなこんな景色を期待してたんだけど、今年はやっぱり出遅れた・・・
     今年はもう・・・

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     どよ〜ん・・・
     ああ、紅葉、終わっちゃった。この景色はこの景色で、雰囲気も好きなんですけどね。

     この公園の写真撮ってる時も、実は大きな路上清掃の車が来ていて、ザックザックと、ものすごい量の落ち葉を
     掃除してました。

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     でもね、この公園のもうひとつのお楽しみ、リスくんには会えましたよ。
     樹の根っこの当たりに背中向けてるの、見えますか?

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     さて、そこからバスでぎゅ〜んと街の反対側まで。
     毎週通ってる図書館の横の公園も、黄色い落ち葉でいっぱい!

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     まだ緑の葉っぱもあれば、黄色いのも、そしてもうすでに枯れちゃって茶色いのも。
     こんなふうにいろんな色が混ざってるから、それぞれの色が映えて、とってもきれい。
     1本の樹に、じ〜っと見とれる時間もある、いいお散歩になりました。

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     家に帰ったら、夕べの残りでカブの麻婆丼。この日は気分で、半熟卵焼きも一緒に。
     これ、昔雑誌で見たレシピで、もともとは大根でつくるのですが、ここでは手に入らないので、そろそろ出回ってきたカブで。
     麻婆豆腐のお豆腐をカブにかえただけですが、これがなかなかおいしくて、秋から冬の私の定番メニュー。

     そろそろ冬野菜も市場に出回り始めました。

     みなさんのところは、行楽の秋? 南半球の方は、ワクワクの春?
     楽しい日曜日をお過ごしくださいね♪



     
     
     
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by sakanatowani | 2013-11-03 19:46 | 季節のこと season's | Comments(10)
Commented by tomshore at 2013-11-03 20:05 x
あっというまに、紅葉の季節終わっちゃうんだね。
でも落ちて、金色のじゅうたんになってるさまもキレイ。図書館のとこ、きれいだね。
こっちはまだ山の方ってかんじ。これから都内は色づくのかな。
見逃さないようにしなくちゃ。

カブのマーボー丼おもしろい!今度大根でやってみる。
Commented by sakanatowani at 2013-11-03 20:30 x
tomさん、こんにちは♪
さっそくのコメント、どうもありがと〜!
そうなの、こっちの春や秋って、2週間ぐらいで終わっちゃう感じ。
気温がぐ〜んと下がるから、すぐに秋っていうより初冬って感じになっちゃうの。
でも昨年の記事を見ると、11月1日で最高気温10度って書いてる。今年はまだ15〜17度はあるから、ずいぶんあったかいよ〜。だけど落葉は始まっちゃった。残念。
日本は本当に、四季がちゃんと等分にある国だなって思う。そこがいいよね〜。
秋は紅葉もいいけど、味覚の秋〜。おいしいものも3か月、しっかり食べられてうらやまし〜(笑)
カブ(大根)の麻婆おいしいよ。トロリンとした大根がたまらないの。ぜひ、ぜひ!
Commented by starofay at 2013-11-04 14:55
もう秋がそんなに深まっていたのね。
ロンドンに住んでいた頃は、11月がとても憂鬱だったな。
あー、これからながーい冬だと思うと。
でもイタリアの夏は暑そうだから確かに冬の方が良いかも。
ウィーンの南にあるバーデンは、ベートーベンが避暑に夏を過ごした街で、毎日彼が散歩をして第九を作曲した言われる公園があるの。そこに行って、脳内第九を思い切り楽しんだよ。笑
Commented by sakanatowani at 2013-11-04 15:39 x
かおりさん、おはよう♪
秋、深まってるよ〜。今年は暖かいからまだまだだろうけど、10月末にはセーターが必要で、11月半ばか下旬には初雪なんて事もある場所だから。
ベートヴェンが歩いた公園で脳内第9!!! すご〜い!楽しそ〜!!!
『敬愛なるベートーヴェン(原題 Copying Bethooven)』っていう映画知ってる? 設定に大きなフィクションもあるんだけど、ベートーヴェンが第9をつくった頃が題材になってる、ベートーヴェンが現代音楽だった時代のお話。
彼が歩いた公園を知ってるかおりさんなら、あの映画に何か感じるかも。機会があったら見てみてね。
Commented by Saori at 2013-11-04 20:55 x
こんにちは、そちらも落ち葉の季節になりましたね。
今年は例年に比べると今の時期の気温が高いように思います。
いつもだともうこの時期は全身ヒートテック、外に出るのも完全防備じゃないと寒くていられないんですが、意外と今年はまだそこまでいってません。
でも自然は敏感に季節の移り変わりを感じていますね、街中の街路樹はみんな黄色くなって落ちてます。
秋に日本に行ったことがあるこちらの人は、日本の紅葉ほど美しいものはない、と口をそろえて言います。やっぱり黄色だけじゃなくて赤(赤い色も種類が多いですよね)や様々な色が見られるからでしょうね。
私も時々日本の紅葉が懐かしくなります^^

雪を冠したアルプスが眺められるだなんて、とってもロマンチックです!
またぜひお写真見せてくださいね。
Commented by suzume-no-oyado at 2013-11-05 13:07
私もイタリアの冬が好きです。きーんと空気が張っている感じ。特にピエモンテのアルプスに囲まれている景色は最高です~♪ 
もう中途半端に帰ってきちゃったので、もう一回住みたいな。住んだら住んだで、いろいろあるのは分かってるんですけど。隣の芝生は青い状態のすずめでした....。
Commented by megusta at 2013-11-07 05:14 x
こんにちは^^随分ご無沙汰しています。
今の土地に引っ越すまで四季がないような場所に9年程住んでいたので、こういう落ち葉の絨毯が広がる景色や雪の舞う風景が大好きになりました。
音楽はいろいろなジャンルのものを聴きますが、最近はクラッシック音楽をよく聴いています。ベートーベンの第9もいいですね〜ここ繰り返し聞きたくなる曲がピアノソナタ第8番「悲愴」です^^
かぶのどんぶり美味しそうですね。優しい味なんでしょうね〜
Commented by sakanatowani at 2013-11-08 16:25
Saoriさん、おはようございます♪
すっかり落ち葉の季節ですね。
ああ、やはりそちらも、今年は例年より暖かいですか?実は北ドイツに住む妹もそう言っていて。ヨーロッパ中がそうなのかな。
日本の紅葉と、こちらの紅葉は、やはり感じが違いますよね。樹の種類が違うのでしょうね。
どちらも甲乙つけがたく、この季節は大好きです。
トリノはぐるっとアルプスに囲まれた巨大盆地なので、街の中からでも、どこかにアルプスのかけらが見えるのです。ここの人たちは、スキーにいく=アルプスに行くって感じなんですよね。
少し高いところだと、もう窓の外すべてが、雪をかぶったアルプスが遠くに見える景色だったりして、とっても素敵ですよ。そういう家に住みたいものです〜。
Commented by sakanatowani at 2013-11-08 16:29
すずめさん、おはようございます♪
イタリアの冬、いいですよね。うんうん、ピエモンテのアルプスに囲まれてる景色は、本当にいいですよね〜。
以前住んでいた場所にもう一度戻りたいなんて、とっても素敵じゃないですか!
私は残念ながらもうそういう気持ちにはなれないだろうと思うのですが、いつか別の場所に住むようになったら、何か懐かしいものを思い出せるようになりたいと、毎日がんばってます〜。
今年はシカゴの冬初体験ですね。シカゴの冬もきーんと寒そう!
オンタリオ湖の反対側、トロントに住んでいた時の冬、ものすごい寒さでしたが私は大好きでした。
ミラノの冬と違ったシカゴの冬を発見したら、また教えてくださいね。
Commented by sakanatowani at 2013-11-08 16:35
megustaさん、おはようございます♪
こちらこそ、ご無沙汰しています。お元気ですか?
四季が感じられるっていいですよね。ここでも四季はあるのですが、いかんせん、春と秋が短くってちょっと残念。日本のそれぞれの季節がちゃんとある四季が、すごく懐かしくなっちゃいます。
クラシック音楽は、ごく最近になって、集中して聴くようになったのですが、気分によって、脳内で勝手に流れてくる音楽が変わるんですよ。だから、落ち葉の公園を歩いてる時は、第9の気分だったのでしょうね。
悲愴もいい曲ですよね。あの曲は、どういう気分のときに流れてくるかな(脳内音楽の選曲権は、あくまでも私の脳で、私には選択権はないのです・笑)
カブの麻婆、つくってみてください。お豆腐と変えただけで、ずいぶん違ったお料理になるのです。でも、レシピ通り大根でつくった方が、味がきりっとしてるかもしれません。
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