左の濁っているのが、冷蔵庫の中で出番を待ってる漬け終えた2瓶め。右が今回漬けた3瓶めです。 ベランダのミニキュウリが、だんだんとまとまって穫れるようになってきました。 そこで今年も、自然発酵のポーランド風ピクルスづくり。 一昨日、3瓶めを仕込んだところです。 こちらでは市場でもミニキュウリを見かけないので、私のピクルスはすべてベランダで穫れたもののみ。 今年はとにかくタイミングが合わない年。ミニキュウリの収穫が遅かったせいで、ピクルスのために 一緒に蒔いておいたディルがもう生長を終えて枯れてきちゃった。 仕方なく、昨年収穫して冷凍しておいたディルで3瓶めを仕込みました。 それだけでなく、2年めにして突然勢いよくなってきたコリアンダーが、暑さが始まると同時ぐらいに終わっちゃった。 なので、夏の盛りのコリアンダー入りアジア麺のおいしい夢は叶わず。 ベランダ園芸は、なかなか難し〜 とはいえ、ポーランド風ピクルスのできは、今年もまずまず。 1瓶めは生長し過ぎたキュウリが多かったので、それは通常の1週間の発酵期間ではちょっと足りなかったかも。 それでもね、たった1週間で、生だったキュウリの中の方までピクルス液が浸透してるっていうのが、なんだか不思議〜。 この自然発酵のピクルス、なんと、イタリアでもあるんですって! シチリア出身の人に、このポーランドのピクルスの話をしていたら、「ああ、それに似たの、うちの方でもやるわよ」って。 彼女の実家の方では、オリーブの実を(ポーランド風ピクルスと同様に)ただの塩水でつけるんだとか。 そのときに欠かせないのが、野生のフェンネルの葉なんだって。 フェンネルとディルは同じ仲間。 だからこの、野生のフェンネルも、ディルに似た風味なんじゃないかなあ。 ということを、昨日、これまた別の友人に話していたら、彼女の旦那さまの実家、バジリカータ(長靴形のイタリアの、 土踏まずのあたりです)でも、同じようにオリーブの自然発酵漬けをするんだって。 イタリアではオイル漬けが主流だと思っていたから、ちょっと嬉しいびっくりでした。 ポーランドとイタリア南部。 こんなに離れているけど、人間、同じことを考えるもんなんだな〜って。 自然発酵のピクルスは、ほんのり酸っぱいような、日本のぬか漬けを思い出すような風味。 ポーランドのものなのに、これを食べるとなんだかほっとするのです。 このおもしろ実験は、毎年続けたいなあ
by sakanatowani
| 2013-08-23 15:30
| ごはん food
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