出動!
     先日の日曜日。パスクワ(イースター)ののんびりした昼下がり。

     ピュウン、ピュウン、ピュウン・・・ピュウン、ピュウン、ピュウン・・・

     ああ、まただ。どこかの車の盗難防止ブザーが鳴り響いてる。
     誤作動なのか、ホントに何か起こってるのか。
     ここではよくあること。

     ピュウン、ピュウン、ピュウン・・・ピュウン、ピュウン、ピュウン・・・

     もう30分以上も鳴り続けてる。
     長いなあ、今回のは。

     外を見ると、警備員のような人が来ていて、通りがかりか近所なのかのおじさんが、やたらに一生懸命話してる。
     おじさん、警報機、誤作動させちゃったのかなあ。で、言い訳しまくってるのかなあ。
     言い訳には信じられないほど饒舌になるここでは、これは見慣れた風景。
     それとも、まったく関係ないのに、さも事情通かのように話しまくってるのか。
     うん、それもまたよくある風景(笑)

     ピュウン、ピュウン、ピュウン・・・ピュウン、ピュウン、ピュウン・・・

     長いなあ。
     このままパスクワの休日中、鳴り続けるのかしら・・・。

     しばらくしたら、なんだか外の気配が違う。
     窓からちらっと見てみたら・・・こんな風景。

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     消防車が来てた。
     どうやら車の盗難防止ブザーじゃなくて、連休で誰もいない家の防犯ブザーの誤作動だったみたい。

     ここでは、消防車。つまり、はしご車が呼ばれることがけっこう多い。
     こちらの家の多くはオートロック。
     (でもホテルのようなドアを思い描いてはいけません。ばたんと閉めたらそれっきり。鍵でしか開けられないから、
     オートロックと書いてるだけ)
     だから、家の中に鍵を忘れて閉め出された時も、消防車を呼ばなくちゃいけなくなる。鍵屋さんには、他人のドアを開ける権限はないそう。
     そういうことはけっこうあるようで、よくはしご車が高い階のベランダへはしごをのばしているのを見かける。

     今回は日本でいう2階のベランダに設置されてる防犯ベルだったので、消防車が持ってきた木のしっかりした
     はしごがベランダにかけられた。
     おおっ、木のはしご! 久しぶりに見たよ! まだ使ってるんだ!

     どうやらこちらでは、他人の家に入る権限は、消防署にあるんだね。
     ちなみに日本では警察官立ち会いのもとでないと、消防士でも他人の家に入れないよう。以前、東京のアパートの隣でガス漏れがあったとき、そのやり取りを見て、
       ほほ〜と思ったのです。


     ほどなくして、鳴り続けていた防犯ブザーは静かになり、ベランダから眺めていた数人から小さな拍手が(笑)
     パスクワの祝日でも、消防士さんは働いてるんですよね。ご苦労様。

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     そういえば5年ほど前、以前住んでいた家で、気がついたら表の通りが消防車、パトカー、救急車、野次馬で
     ごった返してた時があったなあ。
     うちは3階(日本でいう4階)だったんだけど、真下の地上階の部屋に、拳銃を持った男が人質を取って立てこもり。
     まるでドラマで観るような、交渉専門の警察関係者たちが何人も来て、4、5時間後に解決。
     やっとアパートを出ることができるようになったので、そのあと慌てて仕事に出かけたんだっけ。
     あの時も、消防車はずっと待機してたなあ。

     そんなことも思い出した、今年のパスクワの平和な日。
     夕方には、久しぶりに夕焼け雲がきれいでした。
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by sakanatowani | 2013-04-03 19:59 | ひびのこと diary
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