風邪とインフルエンザ
     現在、室温18度という、手がかじかむ寒いおうちに居候している私。
     案の定、大風邪をひいておりました。

     鼻の奥の、チリチリという焼けるような炎症から始まり、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、そして涙目で
     頭がボ〜ッとして、何も考えられない。
     「これはまずいな〜」と思いながらも、いわゆる「総合感冒薬」というものがないイタリア、そして寒い家。
     直訳すると「風邪薬」という名前の鼻炎の薬を飲みながら、寒さに震えておりました(T_T)
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     風邪薬という名前なのに、なぜ鼻炎の薬なのか。
     イタリアではなぜか、熱が出ると「インフルエンザ」、それ以外は「風邪(ラッフレッドーレ
     raffreddore)」と呼びます。
     でもこの「風邪」という言葉、どうも「鼻風邪」っぽい軽い雰囲気で使われてるんですよね。
     鼻がむずむずしてくしゃみをすると「ああ、私、風邪ひいちゃった〜」といい、「でも風邪だから、
     たいしたことない」と答える。そんな程度。

     でも私のこの「くしゃみ、鼻水、鼻づまり、そして涙目で頭がボ〜ッ」というのは、どう考えても
     「鼻風邪」じゃない!日本語の「風邪」なのよ。そして日本語の「風邪」では、熱も出るし、寝込む
     ことだってあるのよ〜!風邪とインフルエンザは、細菌かウイルスかの差であって・・・

     ・・・という、空しい心の叫びは伝わらず、ここでは、熱がなければ「(鼻)風邪」。
     風邪で寝込むなんて、”大袈裟”なこと。

     なんでなんで?!
     ほんのチョ〜〜〜ットの事で、もっのすごく大袈裟に嘆くイタリア人。
     なのに、なんで「風邪」に対しては、こんなに淡白な反応なの?!

     ・・・そうだ。ここのおじさん、いつもは穏やかなのに、機嫌が悪くなるほど具合が悪かった日、
     イタリア人の万能薬アスピリンを飲んで、夜遅くまで、友人たちとの夕食会に行ってたな〜。
     で、翌日はもうケロッとしてたっけ。
     それに、ここのおじさんもおばさんも、この室温で、セーターも着ない。寒くないらしい。
     それどころか、この前キッチンでおばさんが、暑いからと、ノースリーブに短パンで料理してたの見たな。
     おどろいた。室温18度だよ。間違い探しの絵を見てるみたいだった。
     私が、あまりにも具合が悪くて「今日は午前中寝たから、少し楽になった」と言った時、
     「大袈裟な」って顔で、フッと笑ったよね。

     たぶんみんな、体力あるんだな。熱がかなり出ない限り、ベッドに倒れ込みたくはならないんだ。
     嘆くのにも全エネルギーを傾けて嘆くイタリア人。
     でも、そのエネルギー、体力は、簡単には風邪に倒されないためにもあったのだわ・・・。

     文化の差、体力の差を見せつけられながら生きております(笑)。
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by sakanatowani | 2010-12-13 06:18 | ひびのこと diary
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